2009年6月14日 日産カップ神奈川トライアスロン大会 完走記


 練習会に参加させていただいてから1年半、ようやく大会デビューができました。
 終わってみれば苦しくも、大変楽しい1日でした。出場に当たってはかなり入念な計画を立てました。
一番不安なスイムでは2週間前に鎌倉でのオープンウォーター1500mの大会に出場し本番ではスイスイ泳げる予定
でしたが、これがそもそもの間違いでした。子供の頃溺れかけた経験があり、これがトラウマとなって50mも泳いだ
ところで息が苦しくなりいきなりパニック。もう顔を海に付けられなくなり息を吸おうと必死になり過呼吸、800mあたり
で回収ボートのお世話になりました。こんな不安を抱えたまま当日は会場入りしましたが、ほどなく野田さん・ 柏倉さん・
迫田さんにお会いでき、すこしリラックスしてスイムスタートを迎えられました。フロートスタートもウエットの浮力で問題
なし、何と言っても横に柏倉さんが浮いているので安心できました。しかしスタートして100m位で息が苦しくなりパニック。
ここからずーっと顔を上げて腕をブン回して泳ぎました。が中々前へ進みません。もうリタイアしようと何度も心が折れ
そうになりました。でも今回は一人じゃない。そして苦しい中、部長も始めの頃はブイに摑まってたという話を思い出し
なんとかゴールを目指しました。最後の200m位のところでマーシャルの方に「最後です。頑張って下さい!」と声を
掛けていただき、スーっと恐怖心が無くなりました。これで普段通りの泳ぎができるようになりました。最後の数分間
だけですが、泳ぐのが凄く楽しくなり「あと少しでゴールだ。もう少しこのまま泳いでいたい。」と思っている自分がいました。
バイクとスイムは記録の通りです。ほとんどの体力をスイムで使い果たしました。バイクの途中で、野田さんが私に
「ガンバ・ガンバ」と声を掛けて颯爽と抜かして行きました。カッコ良かったです。今回、今までの練習会や掲示板、
更に当日沢山のアドバイス等、声を掛けて頂き完走する事ができました。自分一人で練習をして大会出場を目指して
いたら、間違いなく2週間前のリタイアで挫折してたでしょう。多分当日、追浜まで行くこともなかったと思います。
宗田さんが掲示板でこの年ではじめて出来る事が沢山あると書き込みされてましたが、今回本当に実感しました。
スイムでゴールした時は涙が出てきそうでした。いつも練習でお世話になっている皆さん本当に有難うございました。
今後とも宜しくお願いします。
記 鈴木

 去年は、夏休みに北海道の実家に戻って、こっそりトラアスロンデビューをして、散々な目に遭いましたが、
今回は野田さんと鈴木さん、迫田さんの心強いメンバーと一緒に参加でき、とても楽しんで挑戦することができました。
天気予報では雨の心配もありましたが、競技終了までずっと曇りで、まさにベストコンディション。ただ、海の方は、
波がありスイムの苦手な私にとっては、去年の恐怖が蘇ってしまい不安な中スタート時間を迎えました。
スタートは、フローティングスタートのため、恐る恐る海に入ったところ思っていた以上に体が浮いたので不安が解消され、
普段の泳ぎで1周目はクリア。2周目の半ばでいつものように足が攣って動かなくなり、バランスが崩れたせいか蛇行し
ながら泳いでいて、なかなか折り返しのブイに辿り着けず焦ってしまいました。
それでも、なんとか休まず泳ぎ切りバイクパートへ、今回はとにかく飛ばそうと決めていて、後先考えずにひたすら
こいでました。向かい風はあったもののテストコースは走りやすく順調に飛ばしてバイクフィニッシュ。
ランに移って間もなく足に異変が…、両太腿が攣ってしまい足が動かなくなったので、その場で屈伸運動をして2、3歩
歩いてまた屈伸運動をしてと繰り返し、なんとか走れるようになりひたすらゴールを目指し、見事完走できました。
ラン途中、野田さんに声を掛けて頂いたり、鈴木さん、迫田さんとすれ違って声を掛け合ったりで、やっぱり一人で出る
より断然楽しいです。
結果は、各パートで去年の記録よりも良く満足でしたが、3時間を切れなかったのが、次回の課題ですね。
野田さん・大塚先生他ご指導頂きました皆様ありがとうございました。
PS.大会の帰り道、息子の拓真が『ぼくもトライアスロンやりたい』と宣言していたのには、皆さんびっくりしていました。
記 柏倉